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专利摘要:
公开号:WO1986001692A1 申请号:PCT/JP1985/000501 申请日:1985-09-09 公开日:1986-03-27 发明作者:Akiko Kondo;Kiyo Kondo 申请人:Akiko Kondo;Kiyo Kondo; IPC主号:A24D3-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 煙草フイ ルク [0002] 技 術 分 野 [0003] 本発明は、 煙草煙分中の有害成分のタ -ル, ニコチン及び発ガン 性物質等を除去するために、 パイ プに装塡したり、 煙草に一体化し て用いる煙草フィ ルタに関する。 [0004] 背 景 技 術 [0005] 近来、 煙草煙分の有害性が問題になっている。 その有害物質とし て、 粒子相成分のタール, ニコチン等が古くから知られており、 こ れらを除去するフィ ルタを煙草と一体化したり、 或いはパイプに装 塡したりすることがなされている。 そのフィルタ材は、 天然セル口 [0006] -ス, ァセテ - ト等の織維材または連繞気泡体等の濾過材等である 。 これらは、 タール, ニコチン等を或る程度吸着除去で るが、 そ の除去はなお十分では.な く 、 また煙草煙分中のガス相成分の有害物 質の除まには有効でない。 [0007] そのため、 上記織維材ゃ各種濾過材に活性炭を添着又は充塡した 複合フィ ルタでタ -ル, ニコチンと共にガス相成分の有害物質を除 去する こ とが行われている。 しかし、 依然タ ール, ニコチンの除去 は十分ではなく 、 この除去を十分にしょう とすると、 多量のフィ ル タ材が必要となり、 バイプ或いは紙巻煙草のフィルタを小型化する のに障害になる。 また通気抵抗も増大する結果、 喫煙感を損なう と いう問題も生ずる。 [0008] また、 活性炭による有害ガス相成分の除去も不十分であるといわ れ、 特に 3、 4ベンツビレンのごとき発ガン性物質は全く除去不能 である。 [0009] そこで、 特にガス相成分の発ガン性物質の除去を目的として、 牛 乳乳清蛋白質、 卵蛋白質、 又はこれらの混合物をフィ ルタ用繊維に 付着させて用いる方法 (特開昭 4 8一 1 9 8 0 0号公報) がある。 しかし、 これは発ガン性物質の除去に或る程度の効力はあるといわ れるが、 当該有効物質を添加しないフィ ルタと比較して通気抵抗が 増大し喫煙感が低下し,たり、 室温大気中におかれると変質する欠点 等がある。 また、 それ自体でのニコチン, タ -ル等の粒子相成分の 除去効率は大き く な く 、 粒子相成分の除去効果の向上は期待出来な い。 牛乳乳清蛋白質を顆粒状に成形して或る程度通気抵抗の問題を 解決できるが (特開昭 5 0 - 1 2 6 8 9 9号公報) 、 その場合有害 煙分の除去に関して不十分となる。 [0010] また、 セル口 -ス系フィ ルタに血清アルブミ ンゃ酵母核酸等の生 体高分子を充填した煙草フィルタが提案されている。 これらは 3、 4ベンツビレンの吸着能力を有するものの、 その効力は必ずしも十 分高いものではな く、 やはり室温で大気中に置かれて変質する恐れ があり、 使用前まで密閉しておいて使用直前に開いて用いるなどの 工夫が必要で面倒である。 また、 それ自体のニコチン, タ -ル等の 粒子相成分の除去能力は小さ く ニコチン, タール等の除去効果の向 上は期待できない。 [0011] また、 織維状フィ ルタにク ロ レラを充塡または付着させたフィ ル タが提案されている。 これは 3、 4ベンツピレンの吸着能力がある といわれるが、 やはり変質の恐れがあると考えられ、 また、 それ自 体のタ -ル, ニコチンの除去能力が低い。 [0012] 従って、 本発明は、 従来の煙草フィルタがタール, ニコチン等の 粒子相成分の有害物質の除去において不十分であつた問題を解決し 、 少量で粒子相成分の有害物質の十分な除去が可能なフィルタ材を 提供することを目的としている。 [0013] また、 本発明は、 従来、 単独で粒子相とガス相の両相の有害成分 を共に十分除去できるフィ ルタ材がなかったという問題を解決し、 煙草煙分のガ 相および粒子相の有害成分のいずれにも有効なフィ ルタ材を提供することを他の目的としている。 [0014] また、 本発明は室温大気下で安定で変質する恐れがな く 、 取扱が 容易な煙草フィルタ栻を提供することを他の目的としている。 [0015] また、 本発明は、 従来のフィ ルタの欠点である有害成分の除去に 重点を置く と喫煙感を損ない、 香味が乏し く なるという問題を解決 し、 喫煙感の劣化がなくかつ香味が良好なフィルタを提供すること を他の目的としている。 [0016] さらに、 本発明は小型で使いやすいパイプ、 及び、 有害煙分を除 去するフィルタを一体化した紙巻煙草を提供することを他の目的に している。 [0017] 発 明 の 開 示 [0018] 本発明はサルノ コ シカケ科 (Po l ypraceae)担子菌類又はこれと類 似のキコブタケ科等の担子菌類 (一般にはサルノ コシカケとよんで いる) の子実体の粉状, 織維状, 綿 (棉) 状或いはウ -ル状加工体 またはそれらの菌糸体が煙草煙分の有害成分を吸着する力が非常に 大きいことを発見してなされたものである。— [0019] サルノ コ シカケ科担子菌類等の子実体や菌糸体は、 煙草煙分の粒 子相成分のタール, ニコチンを従来のいかなるフィルタに比較して もずつと効率的に吸着する画期的な作用を有する。 [0020] 一方、 ガス相の有害成分の除去にも有効であり、 3、 4ベンツビ レン等の発ガン性物質の除去が可能である。 その他、 ガス相の刺激 性成分 (ァセ トアルデヒ ド、 ァク ロ レイ ンと考えられる) の除去も 行われ、 煙味を軽く まろやかにする。 [0021] 従来のフィ ルタで大幅にタール, ニコチンを除去しょう とすると 、 通気抵抗が増大し喫煙感が悪化せざるを得なかったが、 本発明の 煙草フィ ルタによれば、 同程度の除去率においてずつと通気抵抗を 小さ く できる。 このような本発明の作用が生ずる原理は、 なお不明 な点が多いが、 次のいずれか、 又は各々の相乗的作用と考えられる , [0022] ① サルノ コ シカケ科担子菌類等に含まれる成分が関与する。 [0023] ② サルノ コシカケ科担子菌類等の性状が本来革質, コルク質, ス ボンジ質, フ ル ト質, 木質多孔等であり、 フィ ルタに好適な組 織構造を持つ。 特に微視的、 細胞学的構造が煙分の除去に寄与す る。 [0024] ③ サルノ コシカケ科担子菌類は後で詳記するように綿 (棉) 状や ゥール状になる特殊な組織構造を持ち、 それ自体でフィ ルタを構 成できる。 [0025] サルノ コ シカケ科担子菌類の子実体の粉碎体は顕微鏡的微細構造 と比較的粗大な構造が共存している。 そのため後述のォガチツバ— 等の比較的粗い粉砕体でもフィ ルタ -効果がえられるものと考えら れる。 また、 綿状又はウ -ル状加工体の場合はより微細構造に富み 、 フィ ルタ効果が大きいものと考えられる。' [0026] サルノ コ シカケ科の担子菌類は、 その属ゃ種により、 その構造や 成分に違いはあるが、 それぞれ、 特有な多糖類蛋白を含み、 ェルゴ ステロール, 脂肪酸, ア ミ ノ酸, 炭水化物, 種々の有機ミ ネラル, 種々の糖その他分解酵素, 捕酵素等を含んでいる。 また、 その子実 体の性状はそれぞれ特徴的であり、 木質多孔等の特殊構造、 コルク 質、 スポンジ質、 フェル ト質、 革質等である。 この特殊な性状と酵 素や生体高分子を含む活性な成分とが、 煙草の有害煙分の除去に相 乗的に作用し、 画期的な活性なフィ ルタ —を提供するものと考えら れる。 本発明においては、 サルノ コ シカケ科担子菌類の粉状, 繊維 状, 綿 (棉) 状或いはゥ -ル状加工体を単体で煙草の煙分除去フィ ルタとして用いるか、 または適当な担体にそれらの少な く とも一つ を分散又は混合担持せしめて煙草の煙分除去フィ ルタとする。 本発 明の煙草フ ィ ルタは煙草に一体化して用いるか、 またはノヽ 'ィ プに内 蔵して用いる。 [0027] また、 本発明に係る担子菌類フィ ルタ材は通常のフィ ルタ材より 煙分の吸着性がずつと大きいので、 通常のフ ィ ルタ材例えばァセテ - ト繊維等と本発明のフ ィ ルタ材とを隣接せしめて構成し、 該接合 部分を外部力::ら可視となすと担子菌類フィルタ材が選択的に変色す るので一目で煙分の除去効果を比較確認することができる。 [0028] 図 面 の 簡 単 な 説 明 [0029] 第 1図 A. Bはそれぞれ本発明の煙草フィ ルタの実験に用いたバ ィ プ及び比較例のバイプの断面構造を示す概要図、 [0030] 第 2図は、 本発明に係る煙草フィ ルタをパイ ブに適用した例の断 面構造を示す概要図、 [0031] 第 3図〜第 6図は、 第 2図のパイ ブのフィ ルタ部分のそれぞれ異 なる具体例の拡大断面図、 [0032] 第 7図は、 本発明の煙草フィ ルタを紙巻煙草に一体化した例の概 要図、 [0033] 第 8図は本発明の煙草フ ィ ルタを外部から見えるようにした例の 要部拡大断面図、 [0034] 第 9図 A、 B、 Cは本発明の煙草フィ ルタを適用し、 かつ外部か らフ ィ ルタ部が見えるようにしたパイ プの変化を示す図である。 [0035] 発明を実施するための最良の形態 [0036] 以下に本究明に用いる主なサルノ コ シカケ科担子菌類及び近緣の 担子菌類の性状及び特有な成分を列挙する。 [0037] ①マ ンネ ンタケ (霊芝) [0038] ( G a n o d e r m a I u c i d u m ( F r . ) K a r s t又は その近緣種) ( F o m e s J a p o n i c u s F v i e s ) 子実体は良く発達した茎を持ち、 傘は腎臓形〜円形、 傘の表面と 茎の表面はかたい殻をこうむりニス状分泌物で漆様の光沢を現す。 傘の裏面は白、 肉は上層は白質、 下層は闵桂色、 乾いた肉はコルク 質になる。 成分として、 各種酵素の他、 エルゴステロ -ル, 多糖類 蛋白, 有機酸, 樹脂,' コゥマ リ ン ( c o u m a r i n ) , マ二 ト ー ル (m a n n i t o 1 ) 等を含む。 [0039] ②コ フキタケ (コ フキサルノ コ シカケ) [0040] I E 1 f V i n g i a a p p l a n a t a P e r s . ) K a r s t ) [0041] 子実体の傘の上面に厚い硬い殻をかぶり、 その下の肉はフ ェル ト 質でチ ョ コ レ ー ト色、 成分として、 多糖類蛋白, ヱルゴステロ ール , u b i g u, i n o n e , コ ェ ンサイ ム ( c o e n z y m e ) Q等 を含む。 その他、 種々の分解酵素を舍む。 [0042] ③カ ワ ラ タケ ( C o r i o l u s v e r s i c o l o r ( F r . ) Q u e l ) [0043] 傘は半円形、 表面は短い毛をおびる。 肉は、 ややかたい革質で白 色。 特有な多糖類蛋 を含有する。 [0044] ④ッガサルノ コ シカケ [0045] ( F o m i t o p s i s p i n i c o 1 a ( F r . ) K a r s t 、 又は F o m e s P i n i c o 1 a ( S w a r t z ) F r i e s ) [0046] 傘の表面は樹脂様の光沢をおび、 肉は木質で白っぽい材木色。 [0047] ⑤ッリガネタケ ( F e m e s f o m e n t a r i u s ( F r . ) K i c k x ) [0048] 傘の表面は固い殻をかぶって堅硬、 裏面は灰白色、 肉はフ ル ト 質で黄褐色。 [0049] ⑤キコブタケ (キコブタケ科) <. Ί ) [0050] ( P h e l l i n u s i g n i a r i u s ( L . e x F r . ) Q. u e 1 -) 又はその近縁種、 または、 ( P h e l l i n u s L i n t e u s ( B E R K e t c u r t A o s h i m a ) [0051] 性状は木質多孔。 [0052] 本発明のフィ ルタ材と して、 上記のサルノ コ シカケ科担子菌類や これと類似のキコブ ケ等の担子菌類の子実体を用いる他、 それぞ れの担子菌類の植生した枯死木又は朽材、 又はおがくず等、 菌糸が 多数存在する部分を粉碎して用いたり、 あるいは、 組織培養により 増殖した菌糸体を用いるいることもできる。 [0053] 次に、 本発明のフィ ルタを作成するための、 好ましい担子菌鑲の 子実体又は菌糸体の加工法について示す。 [0054] ①綿 (棉) 状またはウー ル状加工 [0055] 土述のマンネ ンタケ、 ッ リ ガネタケ、 コフキタケその他の担子菌 類の子実体のコルク質、 フュル ト質、 革質、 木質等の肉 部 (必要 に応じて堅い表面部を取り去る) を適度の大きさに細断し、 これを ハンマ —ク ラ ッ シャ (ハンマ —粉砕機, 電動たたき機) に投入し、 強打、 せん断を操り返し、 適当な目のスク リ ー ン (例えば 6 «〜 2 «) を通して、 子実体の綿状、 またはウ -ル状、 加工体を取り出す 。 粉碎機は例えば宝和機械工業株式会社製の立型粉砕機 (電動たた き機) L A I N D M I Z E R (商品名) を使用する。 [0056] 子実体のう ち、 コルク質、 フ ル ト質、 スポンジ質、 革質は良好 な線状またはウ -ル状になり、 本発明に特に適しており、 優れた煙 分除去の効果がある。 比較的柔らかな木質の担子菌類の子実部はこ れに次いで良い綿状に加工が出来る。 また、 綿状加工の後にさ らに 電動ミルで引いて、 微細な綿状にしても良い。 [0057] こ こで綿状またはゥ—ル状加工体について付言すると、 サルノ コ シカケ等の担子菌類は前記電動たたき機 ( L A I N D M I Z E R ) に投入されると、 内部のハ ンマーで強打が橾り返され、 粉砕され る。 この電動たたき機は、 取り出し口にスク リ ー ンを持ち、 その網 目より大きな粉碎体は自動的にハ ンマー部に戻されるようになって おり、 何度もハ ンマーの強打が操り返される。 サルノ コ シカケ担子 菌類の粉砕体は、 このハンマーの強打の操り返しで、 一般の粉砕体 のように粉状にならず、 次第に 3次元織維構造の綿状或いはウール 状に変化していく という特徴を持つ。 サルノ コ シカケ科またはこれ に類似の担子菌類は一般に強打の橾り返しによりにより、 程度の違 いはあるものの、 綿状ゃゥール状になるという特性がある。 スク リ 一ンの目を細かく する程ハンマーの強打時間が長く なり、 細かな綿 状やウール状になり、 煙分の除去効果が大きい。 [0058] ②ォガチツバ一、 電動ミル処理 [0059] サル.ノ コ シカケ科担子菌類またはこれに類似の子実体を、 逋常お がく ず製造に使われるォガチツバ一でおがくず状にして、 フィルタ 材として用いることができる。 また、 さらに電動ミ ルで粉状化処理 を行い、 細かな粉状にしてフィ ルタ材に用いると、 煙分の除去効果 を大き く 出来る。 尚、 後で示したォガチツバ一処理例では、 ォガチ ッパーのスク リ ー ン 3, 5 ««を通して取り出した後、 電動ミ ル処理 を行い細粉化している。 この手法のみでも力ワラタケは略綿状にな る性質を持つ。 [0060] ③ッリガネタケ、 コフキタケ、 マンネンタケ、 等のサルノ コ シカケ 類の肉質を必要に応じて薄く切り、 これを叩いて軟らかく なし、 後 2 . 5 % 硝石の溶液に浸し、 これを陰干しにした後、 再び叩いて 軟らかくする事を操り返すこ とによ り綿 (棉) 状にする。 その後必 要なら前記のハ ンマークラ ッ シャ、 電動たたき機またはォガチツバ 一にかける。 [0061] 尚、 前記で列挙したサルノ コ シカケ担子菌類またはこれに類似の 他の担子菌類のェブリ コ, ミダレタケ及びォニフスべの類も特に綿 状に加工しやすい特性を持ち本発明のフィ ルタ材に有用である。 [0062] このよう に加工した担子菌類フィ ルタ材は種々の担体、 例えば活 性炭, ゼォライ ト, セル口 —ス, 連続気泡体, ァセテ— ト織維等に 分散せしめたり、 まぶしたり して使用する他、 該種々の担体に層状 に挟んだり、 或いはそれ自体を単独で充塡して使用する。 次に、 本 発明の煙草フィ ルタの性能試験例を示す。 [0063] まず、 本発明のフィルタ材の効果を確認するために行った予備的 実験例 示す。 この実験は、 標準的な煙草フィ ルタの試験方法では なく連続吸煙法であるが、 いずれも同一条件で試験を行ったので、 各々の試験結果から、 本発明のフィ ルタ材の性能を相対的に確認で きる。 第 1図 Aに示すようにプラスチックパイ プ 10にそれぞれ異な る担子菌類フィ ルタ材を充塡して試験した。 第 1図 Aにおいて、 紙 巻煙草 11を装着するプラスチッ ク製のパイ プ 10の内部に、 ァセテ - ト織維フィ ルタ 1及び 2を配し、 その間に担子菌類の子実体または 菌糸体の粉砕加工体 3を層状に挟持せしめている。 [0064] 一方、 第 1図 Bに示すように、 第 1図 Aと同じ構成でァセテー ト 織維フィ ルタ 4のみとしたものを比較例とした。 [0065] 上記本発明例及び比較例のパイ ブを通した煙分を吸引濾過器のサ ブミ ク ロ ン濾紙フィ ルタで捕集し、 その捕集量を計測した。 以下に 代表的な実験結果を示す。 [0066] 実験用の煙草はピ -スを用い、 何れの例も同一の連続的吸引条件 に設定した。 比較例の濾紙フィ ルタの捕集量 (重量) を 100 とし、 本発明例のフィ ルタ材の場合の捕集量を相対値 (重量比) で示す。 各担子菌類子実体粉砕体のパイ プ内蔵長はいずれも約 4 «、 総フィ ルタ長約 8 «とした。 実験の結果から、 一般にサルノ コ シカケ類担 子菌類に顕著な煙分のフィ ルタ効果があることが明らかになり、 特 に、 綿またはウール状加工をするとき、 非常に大きな煙分除去効果 が得られている。 特にフ ュ ル ト質のコ フキタケ、 ッ リ ガネタケや、 コノレク質のマンネンタケや、 革質の力ワ ラタケの粉砕体がきわめて 効果が大き く 、 粒子相の有害成分の二コチン、 タ -ルが大幅に除去 される。 以下に代表的実験例 ( I ) 〜 ( ΠΙ ) を表に示す。' 実験 I (表 I ) [0067] サンプル 捕集量 備考 [0068] 比較例 1 0 0 ァセテ一 トフィルタのみ マンネンタケ子実体 [0069] (綿状加工) 3 4 粉砕綿状加工体重量 25mg ッリガネタケ子実体 [0070] (綿状加工 3 7 粉碎綿状加工体重量 17mg 力 ワ ラタケ子実体 [0071] (綿状加工) 2 8 粉碎綿状加工体重量 38mg 実験 Π (表 Π ) [0072] サンプル 備考 [0073] 比較例 1 0 0 ァセテ一 ト フィ ルタのみ 力 ワラタケ子実体: ォガ [0074] チ ッハ'一粉碎粉粒状体 8 5 紛碎体重量 40mg 力ワ ラタケ子実体 : ォガ [0075] チッハ'一粉碎後電動ミル 3 2 粉碎体重量 30mg で処理 [0076] マンネ ンタケ子実体 : ォガ 5 2 粉砕体重量 32mg チッ ノヽ'一粉砕で粉状化 [0077] ッ リガネタケ子実体 : ォガ 5 8 粉砕体重量 25mg チ ッハ'一粉砕で粉状化 実験 DI 上記の各実験例の担子菌子実体粉砕体を熱水で抽出し、 出 しがらを用い上記 (実験 I ) (実験 Π ) と同様のテス トを行った結 果、 いずれも比較例とほぼ同じ捕集量となり フィ ルタ と しての効果 がな く なった。 [0078] 以上のごとき実験を繰り返した結果、 綿又は、 ウ -ル状に加工し た担子菌類子実体が非常に良く煙分を除去する (濾紙捕集量が少な く なる) ことが明らかになり、 わずか 4 n長程度で従来のァセテ - ト繊維フィ ルタより 6 3 %〜 7 2 % (重量比) もの煙分を余分に除 去できた。 また、 ォガチツバ -粉砕 (粉状) でも 1 5〜、4 8 %の煙 分が除去できた。 そして、 その轨果は (IE ) の実験から明らかなよ うに、 成分を熱水で抽出した後では認められな く なることから、 粉 砕 の'構造と共に担子菌類の成分が相乗的に作用する結果であると 考えられる。 [0079] 綿又はゥ -ル状加工、 及びォガチツバ -、 電動ミル加工のいずれ においても、 粉砕粒度は細かい程、 煙分の除去の効果が大き く なる 。 以上は子実体についての実験結果であるが、 先にのベた担子菌類 の菌糸体についても、 担子菌類が着生した枯死木または朽材の菌糸 が多数存在する部分を粉砕したものについて同様な煙分除去効果を 得た。 [0080] 以上のことからサルノ コ シカケ担子菌類が煙草の煙分の除去に有 効であることが概ね明らかになつたが、 さらにその効果を詳細に試 験するために以下の標準的モー ドの実験を行った。 [0081] 実験に用いたパイ ブ構造は第 1図と同様であり、 アセテー ト繊維 フィルタ 1、 2 の間に本発明によるサルノ コ シカケ科の担子菌類の 粉体、 綿 (棉) 状体またはウ -ル状体 3を挟んで煙分の有害物質の 除去フィ ルタとなした。 そのフィ ルタ部を第 8図に拡大して示して あり、 内径 7 «のセロファ ン, ポリ エチ レン等の透明シー トの円筒 80中に長さ 3 «のァセテ一 ト織維フィ ルタ 1及び 2.を配し、 その間 にサルノ コ シカケ科の担子菌類の加工体 3を挟持した。 以下にその 実験方法及び結果を列挙する。 [0082] 実験 IV [0083] 先ず、 上記のフィ タのサルノ コ シカケ科の担子菌類の種類及び 装塡量を変えた実験例を示す。 [0084] 吸煙条件はつぎの通りである。 [0085] 両切ハィ ライ トを 3本各 5 cmだけ吸煙 [0086] 吸引速度 1 7 . 5 m i / s [0087] 吸引時間 2 s ec 吸引して 5 8 s ec 間休みの繰り返し 煙分の捕集方法 [0088] フ ルタ通過後の煙分をサブミ ク ロンフィルタ( 東洋濾紙製) で 捕集し、 水分を除去後の浦集煙夯即ち、 粗タ -ル重量を秤量し比較 した。 以下の表は、 サルノ コ シカケ科担子菌類の充塡重量を変えた 場合の捕集粗タール重暈の 「参照」 の捕集粗タール重量に対する割 合を示すものである。 以下の実験結果 1 〜 4の各表の捕集粗タール の割合とは、 「参照」 の本発明のフィ ルタ材を通さない場合 (サル ノ コ シカケ科担子菌類の重量が 0 ) に前記サブミ ク ロ ンフィルタに 捕集された粗タール重量を 100 とし、 これに対する本発明例の各フ ィ ルタを用いたときに前記サブミ ク ロ ンフィ ルタに捕集された粗タ ール重量の相対値を示している。 また、 除去率の項は 「100 —捕集 粗タールの割合」 を表している。 実験結果 1 力ワ ラタケの場合 [0089] [0090] 実験結果 2 ッリ ガネタケの場合 [0091] [0092] 実験結果 3 マンネンタケの場合 [0093] [0094] 実験結果 4 ' [0095] コ フキタケ粉体 5 0 mg充塡フィ ルタ [0096] 浦集粗タ ール 1 5 . 8 (参照 1 0 0 に対して) [0097] (除去率 8 4. 2 ¾) [0098] 実験 V [0099] 試験用煙草に両切ハイ ライ トを用い、 前述の実験 IVと同じ構造の パイ プを作成し、 実験 IVと同じ条件で吸煙しながら 2本のハイ ライ トの吸煙毎にフィ ルタの能力を試験した。 そのフィ ルタ能力は両切 ハイ ライ ト 2本吸煙毎の粗タ -ルの捕集量の変化で評価している。 但し、 この場合の捕集粗タール変化の項は単なる相対値を表すもの である。 付言すると、 本発明に係る担子菌類の加工体のフィ ルタ材 がない他は同一構成のフィ ルタを通したとき、 9.5 mg/ 本の粗ター ルがサブミ ク ロ ンフィ ルタに浦集される吸煙条件を 「参照」 とし、 その条件で各実験結果の表の上方に付記した担子菌類の加工体のフ イルク材を通過させた時に、 サブミ ク ロンフィルタに浦集された粗 タールの重量 (mg /本) を表している。 [0100] 実験結果 5 0 力ワ ラタケの場合 [0101] 11 , 12本 [0102] 1.5 [0103] 実験 ί 5 O mgのッ リガネタケの場合 [0104] 実験 VI [0105] 実験方法 [0106] 実験用煙草として両切ハィ ライ トを用い、 本発明のフィ ルタを通 して 2秒間吸い (吸引速度 1 ? . 5 m Z s ) 5 8秒間休む操作を 繰り返し、 両切ハィ ライ トをそれぞれ先端より 5 cmまで 3本吸った 。 そのフィルタを通して吸った煙をベンゼン液中に導入し、 そのべ ンゼン液を試料液として高速液体ク ロマ トグラフィ ーで、 ベンゼン 液に捕集された煙分のタール, ニコチン及び 3、 4 ベンツピレン ( ベンゾ ( a ) ピレンとも言う) の重量を計測した。 この試験は厚生 省の指定研究機関である社団法人日本食品衛生協会の食品衛生研究 所に委託しておこなった。 下にその試験結果を示す。 [0107] δΐ 験条 B果 [0108] 綿状加工のッリガネタケ粉体を 80 充塡したフィ ルタ(PF-1)を用 いた場合 [0109] タ―ル捕集量 1 . 3 1«ノ本 [0110] ニコチン捕集 * 0 . 1 6 ノ本 [0111] ベンゾ ( a ) ビレ ン [0112] ( 3、 4 ベンツ ピ ン) · ' 2 . 9 n g Z本 [0113] (除去率 6 2 %) [0114] 粗綿状加工の力ワラタケ粉体を 8 0 充填したフ ィ ルタ (PF-2)を 用いた場合 [0115] タ一ル捕集量 1 . 2 本 [0116] ニコチン捕集量 0 . 1 3 1«ノ本 [0117] ベンゾ ( a ) ピ レ ン [0118] - ( 3、 4 ベ ンツ ビ レ ン) · · 5 . 4 n g / 本 [0119] (除去率 3 5 ) [0120] 'なお、 通常のァセテ一 ト繊維や活性炭フィ ルタでは 3、 4ベンツ ビレ ンは全く除去できず約 8 ngノ本のべンゾ ( a ) ピレンが検出さ れている。 [0121] また、 力ワラタケ粉体をより細かな綿状にし 100 mg充塡した例で は吸引抵抗がやや大き く なるが 3、 4ベ ンツ ピ レ ンの除去率は上記 粗綿状より 2倍位に向上可能である。 一般的にいって 3、 4ベンツ ビレ ン等のガス相成分の除去だけを考える場合は、 サルノ コ シカケ 担子菌類を粉状、 綿状、 ウール状等にして、 出来るだけ微細に粉砕 加工した方が除去効果が大き く なる。 [0122] 他にコ フキダケ · マ ンネ ンタケ等について もタ ール, ニコ チ ンの 9 0 %程度の除去を容易に行う ことができ、 また、 3、 4ベンツビ レ ンを 5 0 。以上除去することが可能である。 [0123] なお、 以上に示した種々の例で、 通気抵抗は 5 «〜: 15«で (通気 抵抗は吸気量を 17.5m ノ s とした時のフィルタ前後の圧力差を水 柱の高さで表す) 実用上喫煙感を損なわないように設定可能である , 次に、 本発明をパイ ブまたは紙卷煙草に適用した好ま しい例を示 す。 [0124] 第 2図は本発明を適用したパイ プの全体概要図であり、 10がプラス チックのパイプ、 20が該バイ プに内蔵された本発明の煙草フィルタ 、 11が紙巻煙草である。 第 3図〜第 6図にフィルタ部 20の部分を拡 大して示してある。 [0125] 第 3図は担子菌類の加工体 (粉砕体) のフィ ルタ材 3を補助筒 31 に入れて煙草フィ ルタとして使用するものを示す。 例えば紙等で担 子菌類の加工体のフィルタ材 3を円筒状に包んだり、 両端に孔を持 つ筒状容器に担子菌類の加工体のフィ ルタ材 3を収容するものであ る。 [0126] 第 4図は、 担子菌類の加工体のフィルタ材 3を他のフィルタ、 例 えばァセテ一 ト織維フィルタ 41 , 42の間にはさみ込んだものである 第 5図は担子菌類の加工体のフィ ルタ材 3を各種繊維, 活性炭, ゼォライ ト, 連続気泡体等、 煙分を通過し得る担体 50に係留させる か又は混合させたものである。 [0127] 第 6図は、 ブラスチックパイプ 10の成形時に担子菌類の加工体の フィルタ材 3を充塡したものである。 なお、 プラスチックの捕助筒 31を用いる場合、 その成形時に担子菌類粉碎体を充塡して、 これを 第 3図のように使用してもよい。 [0128] 第 7図の例は、 煙草 11本体に本発明の煙草フィ ルタ 71を直接内蔵 せしめたものである。 フィルタ 71の態様は前記パイ プと同様である 。 次に、 他の本発明に係るパイプまたは紙巻煙草の他の好ましい例 を示す。 [0129] 第 8図には本発明に係るフィルタュニッ トを示している。 内径 7 «のセロファ ン, ポリ エチレン等の透明シ— ト製の円筒 80の両端に 長さ 3 «のアセテー ト織維フィ ルタ 1及び 2を配し、 その簡にサル ノ コ シカケ科の担子菌類の加工体のフィ ルタ材 3を挟持している。 このフィルタユニッ トを透明プラスチック製のパイ プに装塡するこ とにより、 外部からフ ィ ルタ部を見ることが出来、 煙草を吸った時 、 フィルタ材が変色することにより煙分の吸着除去を確認できる利 点がある。 第 9図に本発明に係るパイ プの使用時の経時的変化を示 している。 図において、 透明なパイ プ 10中に、 通常タバコに用いら れる白色のァセテ - ト織維フィルタ— 1及び 2を配し、 その間に本 発明に係る担子菌類の加工体のフィルタ材 3 として力ワラタケ粉砕 綿状加工体を挟んでフィルタ部を構成している。 第 9図 Aにおいて 、 最初力ワラタケ綿状加工体 3 は白色であり、 アセテー トフィルタ 1 , 2 も白色である。 ところが、 1本の煙草を吸い終わっただけで ァセテ— ト織維フィ ルタ 1、 2 は白色のままであるが、 力ワラタケ 綿状加工体 3 は第 9図 Bのごとく選択的に有害煙分を吸着して褐色 に変色してしまう。 これは本発明のフィルタの有害煙分を吸着する 能力がアセテー トフ ィ ルタよ りずっと大きいことに起因する。 2本 , 3本と煙草を多数本吸ってい く につれて、 ますます 3 の部分が濃 褐色になってタ -ル, ニコ チ ン等を吸着し次第に前方のァセテ - ト 織維フィルタ 2 も褐色になって く る。 しかし、 1 0本以上の煙草を 吸っても後方ァセテ― ト織維状フィルタ 2 は白色のまま全く変わら なかった。 この時、 3、 1 の部分は濃い褐色になっており、 特に 3 の力ワラタケ綿状加工体 3には吸着されたタール, ニコチンが所々 に滴になることもある。 - 以上第 9図 A、 Bは、 パイ プ 10の少なく ともフ ィ ルタ内蔵部を透 明となして外部から可視となし、 本発明に係る担子菌類の加工体の フ ィ ルタ材 3を層状に配し、 必要によりその前、 後に、 無着色 (白 色) の通常のフィ ルタ 2 , 1を配した複合フ ィ ルタを内蔵せしめた 例であった。 それにより前後のフィ ルタの色の対比からパイ ブ使用 者に直ちに有害煙分が除去されていることを認識させることができ るので、 きわめて有益である。 [0130] なお担子菌類の加工体のフィルタ材 3 のみを見てもどんどん黒く なるので効果がわかるから、 フィルタ材 3 の部分のみを外部から見 えるようにするだけでもよい。 或いは、 前後にァセテ一 トフィ ルタ を配するこ とな く 、 フィ ルタ材 3 のみを充塡してフィ ルタを構成し 、 該フィ ルタ部を外部から見えるよう にしても良い。 [0131] 第 9図 ( C ではさらに特にタ -ル, ニコチンの保持能力を増強 させるために通気性があり液体保持能力に優れた素材 (液吸収性フ ィルタ) 5を配しフィルタ材 3で液滴化したタール, ニコチン等を 吸収するようにしている。 これにより少量の担子菌類の加工体のフ ィルタ材を用いたときでもフィルタで除煙可能な煙草本数が増加で' きる。 なお、 外部からの先に未'し 可視性を考えない場合は、 この 液吸収性フィルタを担子菌類の加工体のフィルタ材 3 の後方に配し ても良い。 この液吸収性フィ ルタと してはスポンジ, 発泡プラスチ ック, 吸取紙等が考えられる。 [0132] なお、 第 9図の可視構成の場合力ヮラタケ綿状加工体等のように 白色のフィ ルタを第 9図の 3 の担子菌類の加工体のフィルタ材に用 いるのが望ましいが、 初めから褐色のコ フキダケ、 黄土色のマンネ ンタケ, ッガサルノ コ シカケ, 或いはッリガネタケ等でも色が濃く 変色する他、 吸煙後においても後方の白色の通常のァセテ一 ト フィ ルタ等のフィ ルタ 1 が白色をずつと保つことからフィ ルタ効果'を使 用者に明示できる。 [0133] 次に、 本発明に係る担子菌類の加工体のフィルタ材の量と充塡す る囱さについて述べる。 [0134] 本発明に係る担子菌類の加工体のフィ ルタ材の量は数 wで効果が あらわれ、 15 でそれ単独で (または通常のフィ ルタに挟んで) 十 分パイプに使用できる。 パイ プに使用するには 15 <«〜100 位が適 量と考えられる。 タバコのフィ ルタ部に一体化するには 2 〜 3 乃 至 30 π«位が適当と考えられる。 しかし、 これらは限定的なものでは ない。 . [0135] 本発明に係る担子菌類の加工体のフィルタ材を通常のフィ ルタに 挟むとき、 その挟む固さが固い方がフィ ルタ効果が増大する。 但し 綿又はゥ -ル伏の担子菌類の加工体のフィ ルタ材の量が多いとき、 例えば 50〜; 100 w等と多いときはゆる く充塡するだけで十分フィ ル タ効果がえられ、 ゆるい方が通気抵抗が低く 、 多数本の煙草が吸え る点で有利である。 またこのよう にフィ ルタ材の量を多く 出来る時 は、 担子菌類の加工体の粉砕の程度を粗く しても十分な効果が得ら れる。 因に、 本発明に係る担子菌類フィ ルタ材長を 3 on以上にした ときほとんど 100 近い煙分が除去可能である。 一方、 担子菌類 フィルタ材が少量例えば綿状加工体 15 位の場合、 通常のフィルタ 材間にある程度固く挟んでも通気抵抗は増えず、 その方がフィルタ 効果が大き く好ましい。 また、 この場合は担子菌類の粉砕の程度を より細かく したほうが良い。 [0136] 産 業 上 の 利 用 可 能 性 [0137] 以上のように、 本発明に係る煙草フィ ルタは、 従来の煙草フィ ル タに比較してより優れた粒子相, ガス相の両有害煙分を除去する能 力があり、 かつ香味も良好であるこ と、 その有害成分除去効果が喫 煙者に容易に確認できるという利点を有し、 パィ ブ'または煙草に内 蔵するフィ ルタに適している。
权利要求:
Claims補'正された請求の範囲 [ 1986年 2月 3曰 (03. 02. 86) 国際事務局受理 ; 出願当初の請求の範囲 1一 5は補正された ; 請求の範囲 6— 8は取り下げら.れた (1頁)] 1 . (補正後) サルノコシカケ科またはキコブタケ科に属する子実 体または菌糸体を煙草煙分の通過フィ ルタ材として含むことを特徴 とする煙草フィ ルタ。 2 . (補正後) 請求の範囲第 1項記載の煙草フィ ルタにおいて、 前 記子実体または菌糸体がマンネ ンタケ, 力 ワ ラタケ, ッリ ガネタケ, キコブタケ, ッガタケ, コ フキタケ, エブリ コ, ミ ダレタケのいず れかに属することを特徴とする煙草フィ ルタ。 3 . (補正後) 請求の範囲第 1項記載の煙草フィ ルタにおいて、 前 記子実体が木質、 コルク質、 フ -ル ト質、 スポンジ質、 革質のいず れかであることを特徵とする煙草フィ ルタ。 ' 4 . (補正後) 請求の範囲第 1項記載の煙草フィ ルタにおいて、 前 記子実体または菌糸体が、'粉状、 繊維状、 綿状またはウール状に されていることを特徴とする煙卓フィルタ。 5 . (補正後) 請求の範囲第 1項乃至第 3項のいずれかに記載の煙 草フィ ルタにおいて、 前記子実体または菌糸体が、 活性炭, ゼオラ ィ ト, 各種繊維、 連続気泡体等の担体に係留, 混合または挟持され、 煙草煙分の通過フィ ルタとるされていることを特徵とする煙草フィ ルタ。 6 . (削除) 7 . (削除) 8 . (削除) 第 19条に基づく説明書 こ の補正は、 本願の明細書に開示し、 かつ例示したデータのよ うな顕著な有害煙分除去の作用効果はサルノ コ シカケ科またはキ コブタケ科に属する子実体または菌糸体をフィルタに用いた場合 に特有であることから本願の発明範囲を明確にするためになされ た。 また、 同時に、 こ.の補正は引用例の JP , Y2 , 49- 46856に示され たシィ タケ等の担子菌類を用いたフ ィ ルタ との区別を明確にする ためになされた。 シィ タケ等の担子菌類には或る程度の有害煙分 の除去効果が認められているが、 本願明細書のデータから明らか なように、 サルノ コ シカケ科またはキコブタケ科の子実体または 菌糸体を煙草煙分の通過フ ィ ルタとした効果はシィ タケ等の担子 菌類とは比較にならない位大き く 、 特異的でかつ異質である。
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同族专利:
公开号 | 公开日 US4735218A|1988-04-05|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1986-03-27| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): GB US |
优先权:
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